一般社団法人北海道ハイヤー協会(会長：平島 誉久)、北海道虻田郡倶知安町(町長：文字 一志)、北海道虻田郡ニセコ町(町長：片山 健也)、GO株式会社(代表取締役社長：中島 宏)が取り組んでいる『ニセコモデル』は2024年12月16日(月)の開始から1ヶ月を経過し、乗車数が昨年度の約3倍のペースで進捗、ご乗車いただくお客様の87%がインバウンドで計65の国と地域の方がご利用と、2年目となる今シーズンは乗車実績を大きく改善しています。2025年3月15日(土)までの期間中もラストワンマイルの足を確保するべく稼働いたします。
｜インバウンド利用が約9割と訪日外客の移動の足として定着、昨年度約2倍の稼働によって迎車時間短縮、効率稼働が実現しユーザー・乗務員双方の利便向上へ
今季は昨年度の8社11台25名から、約2倍となる応援隊12社20台45名に加え、地元事業者4社25台稼働の供給増強により、開始1ヶ月時点で乗車が17,938件と、昨年同期間比2.9倍のペースで乗車ご利用をいただいています。好調要因としては、迎車からご乗車までの時間が平均8分と、昨年度に比べて平均3.9分短縮されたことで効率的な車両活用が実現しているためで、車両台数増加と待機場所の工夫など乗務員間でのナレッジ共有によって改善が実現しました。結果的に大晦日には過去最高となる758件のご乗車をいただき、最繁忙期となる1ヶ月間で平均83%のマッチング率*と高い水準を維持することができました。またご利用いただくお客様は87%がインバウンドとなっており、割合は昨年度と同様ですが、開始1ヶ月時点でアメリカ・オーストラリア・中国を中心に、昨年度1.2倍となる65の国と地域の方にご利用をいただいており、ニセコエリアでの移動の足として訪日外客へ『ニセコモデル』が定着していることがわかります。
*マッチング率：アプリ注文件数と注文に対する乗務員の承諾件数の割合
開始1ヶ月経過したことについて関係各者からのコメントは以下の通りです。
倶知安町 町長 文字 一志氏 コメント
応援隊と地元事業者のご尽力をいただき、乗車件数の増加や迎車時間の短縮など、利便性向上につながっていることは大変喜ばしい状況です。観光客はもちろん、地元住民にも使いやすい移動の足として活躍してほしいです。
ニセコ町 町長 片山 健也氏 コメント
今年は特にインバウンドの増加が目立っている中でも、タクシーがつかまらないといった町への苦情も確実に減っています。引き続き改善を行い3月まで安全に注意しながら走り続けてほしいです。
一般社団法人倶知安観光協会 会長 二川原 康平氏 コメント
JR始発に間に合うようタクシーが来てくれるなど、昨年度より改善されている実感があり、ホテルやレストランなどからも捕まりやすくなったと聞いています。荷物が多いお客様もいらっしゃるため積載量の記載など、さらに安心して利用できるような改善を期待しています。
株式会社ニセコリゾート観光協会 会長 下田 伸一氏 コメント
インバウンドの増加に対する交通インフラの維持はドライバー不足の地方では重要な課題です。昨年よりも強化され、様々な地域から応援に来ていただいています。宿泊業や飲食店からも改善されより便利になったと聞いており、継続してより良いモデルとしていきたいです。
一般社団法人 北海道ハイヤー協会 会長 平島 誉久氏 コメント
青森・東京・札幌から応援隊を送り、増加する観光需要対応をしている『ニセコモデル』は、全国的にも数少ない持続可能な成功事例と言えます。協力いただいているすべての皆様に感謝申し上げると共に、お客様に喜んでいただけるようベストを尽くします。
応援隊車両の増強および地元事業者のアプリ加盟によって利用好調となる一方で、朝のチェックアウト時間帯や夕食時間帯などのピークタイムには、道路渋滞の発生による営業効率の悪化が生じており、稼働車両台数の増加だけでは解決が難しい課題があることが明らかとなっています。年末年始に続いて次の山場となる旧正月の期間に向けて、全体として効率の良い稼働ができるよう、引き続きシフト調整や待機場所の工夫などを行ってまいります。
｜ニセコモデルにおけるタクシーアプリ『GO』概要
- 対応期間 ： 2024年12月16日(月)から2025年3月15日(土)まで運行予定
- 対応エリア ： 倶知安町・ニセコ町・蘭越町の一部、乗車地・降車地の両方を対応エリア内で事前指定
- 対応言語 ： 日本語・英語
- 対応機能 ： 即時注文のみ、事前予約不可
- 対応決済 ： GO Pay決済(クレジットカード・d払い・PayPay)のみ、車内決済不可
- 料金設定 ： 通常運賃に加え地域交通振興料1180円とアプリ手配料100円、通常運賃には冬季割増が有、迎車料金は無
※住民の方はマイナンバーカード等の提示により地域交通振興料免除 - 対応車両 ： プリウスαやアルファードなど合計45台 ※一部車両はルーフキャリア付き