GO株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中島 宏)は、EV充電サービス『GO Charge』初の充電スポットの一つとして、神奈川県横浜市内の「ローソン」の店舗敷地内に設置し、2024年8月19日(月)より本運用を開始しました。同日に、株式会社ローソンの竹増貞信社長に加え、来賓として横浜市の山中竹春市長、全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連)の川鍋一朗会長を迎え、テープカットセレモニーを行いましたのでお知らせします。
[写真左からGO 佐々木GX事業本部長、ローソン 竹増社長、GO 中島社長、横浜市 山中市長、全タク連 川鍋会長]
|登壇者挨拶要旨(登壇順・敬称略)
GO株式会社 代表取締役社長 中島 宏
今年の4月に「Zero Carbon Yokohama」を掲げる横浜市様とGOで連携協定を締結し、力強いご支援のもと取り組みを進めてまいりました。そして今回、ローソン様、AOKI様、横浜油脂工業様のご協力のもと、この横浜で計4基8口の急速充電器を活用した『GO Charge』を開始できることになりました。
日本の脱炭素化は普及がなかなか進んでおりませんが、特にマイカーよりもはるかに多くの二酸化炭素を排出している商用車両、事業用車両のEV化が大きな課題です。ただ、街中にある普通充電器や低速充電器では充電時間が長いなど、事業用としては不向きな様々な課題があり、これが法人車両領域でのEV化や脱炭素化が進まない一因となっています。
GOではこれまでタクシー向けに脱炭素化を進めるべく国のグリーンイノベーション基金を活用させていただき、すでに約1000台のタクシーをEV化し、タクシーのエネルギーマネジメントや充電サービス提供を通じて、様々な課題を乗り越えてまいりました。そしてこのたび、別サービスとして、街中での法人車両向けのEV充電サービスを提供していくことにしました。本日を皮切りに様々な場所や地域で『GO Charge』を拡大してまいります。また本年のうちには個人向けにも拡大しますので、ぜひご利用よろしくお願いいたします。
株式会社ローソン 代表取締役社長 竹増 貞信
ご来賓の横浜市長と川鍋会長、本当にお暑い中、ご多忙の中ご出席いただきましてありがとうございます。毎年夏が来る度、CO2を何とかしなくてはいけないと身に染みて実感しています。
我々ローソンとしても、街で一生懸命商売させていただいておりますが、やはりこの社会のゼロカーボンにはできる限りトライしていきたいと考えております。
社会が一丸となってインフラを整備して本気で商用車両のCO2を削減していこうじゃないかと、大きな意気込みを我々ローソンとしても感じており、今回ぜひとも私共も協力をさせていただきたいと、本日この場に至りました。住み良い社会、未来につながるサステナブルな社会づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
なお、我々が配送する配送車両も今後はEV化を企図しており、EV化になった暁にはここで充電をして、横浜市内のローソンにたくさんの美味しい食べ物を積んで届けたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
横浜市長 山中 竹春
GO様とローソン様のご尽力により、法人車両用の急速充電器が設置されましたこと、誠におめでとうございます。
EUにおいては、昨年、一定のスパンで電気、水素等の充電器を設置するといった、代替燃料のインフラ規制が成立しました。日本はまだそこには及びませんが、横浜市におきましてもCO2排出の約20%は運輸部門から出ていますので、この運輸部門における充電インフラを増やしていくことが喫緊の課題であります。急速充電器というインフラを、コンビニという日本のインフラと掛け合わせることで、運輸部門の脱炭素化を進めていくきっかけになると確信しております。こうした素晴らしい取組をここ横浜からもっと発信していきたいと思います。
横浜市は、EV充電器の設置目標を大幅に上げました。ここ横浜でEVの普及が進み、運輸部門からのCO2排出の削減につながることを期待しています。本日お集まりの皆様方のご尽力、ご指導を賜りながら、脱炭素化に向けたトップランナーの都市として今後も着実に取組を進めていきたいと思います。これからも変わらぬお力添えをお願い申し上げます。
全国ハイヤー・タクシー連合会 会長 川鍋 一朗
本日は誠におめでとうございます。ローソン様、ご協力いただきましてありがとうございます。山中市長をはじめとする横浜市の皆様、ご尽力ありがとうございます。多くのご協力いただいている関係者の皆様も、本当にありがとうございます。
なかなか進まない日本のEV化について、私はタクシー領域から推進していきたいと考えております。タクシーは一般車両の6〜7倍走るのですが、現在はLPガスで走っておりまして、最近はガソリン車よりはだいぶCO2排出量が減ってまいりました。しかしながら、タクシーは営業中に長い距離を走りますし、タクシーも22万台とかなりの数になります。これをさらなる脱炭素化に向けて変えたいと考えており、EV化に注目しているのですが、現状、充電時間がかかることが課題です。これはタクシー乗務員の売り上げにも直結しますので、今回のような100kWの急速充電器で充電しながら、ローソン様で効率的に休憩するといったことは良い未来として想像できます。
タクシーのEV車両は全体の全国20万台中、まだまだ0.5%程度しかございません。5年後10年後この暑さが少しでも和らぐよう、タクシー業界も全力でEV化を進めてまいります。皆様と共に頑張りたいと思います。
[『GO Charge』本運用開始 初充電]
|『GO Charge』概要
『GO Charge』は、街中に設置されるEV急速充電スポットの検索・予約・決済の3ステップをオンラインで完結できるサービスです。『GO Charge』専用の充電スポットとして、横浜市内のローソンの2店舗をはじめ、AOKI、横浜油脂工業が提供する各敷地内に、再生可能エネルギー100%(RE100※1)で充電できる出力100kWの急速充電器(最短15分ほどで走行距離約150km相当※2の充電が可能)を設置しました。なお、国内の充電サービスは時間課金制が主流ですが、『GO Charge』では、充電出力(速度)に依存しない、充電電力量(kWh)に応じた従量課金※3で利用できます。
今回設置した横浜市内の4箇所を皮切りに、まずは法人車両向けから提供を開始し、2024年度を目処に個人向けにも全国で順次拡大していく予定です。なお、本取り組みは、経済産業省の「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」および神奈川県の「令和6年度神奈川県EV急速充電設備整備費補助金」の採択を受けています。
サービス公式サイト:https://go-gx.com/go-charge/
※1 RE100とは「Renewable Energy 100%」の略称で、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際的イニシアチブです
※2 日産リーフの交流電力量消費率をもとに算出
※3 従量単価のみのプランと、従量単価に加えて月額基本料金が発生するプランの2種類があります
|参考:移動で人を幸せに。 GO株式会社について
GO株式会社は、「移動で人を幸せに。」をミッションに掲げ、モビリティ領域を軸とする多様な事業・サービスを展開しています。協働パートナーの皆さまとの共創力と、テクノロジーを最大限に活用する開発体制のもと、時代に合わせた「移動」のアップデートを通じて、日本の社会課題の解決を目指します。
- 社名 : GO株式会社(英語表記:GO Inc.)
- 所在地 : 〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー 23階
- 設立 : 1977年8月
- 事業内容 : タクシー事業者等に向けた配車システム提供などモビリティ関連事業
- タクシーアプリ『GO』 https://go.goinc.jp/
- 法人向けサービス『GO BUSINESS』 https://go.goinc.jp/business/
- 交通事故削減支援サービス『DRIVE CHART』 https://drive-chart.com/
- 脱炭素サービス『GX(グリーントランスフォーメーション)』 https://go-gx.com/
- ドライバー求人サイト『GOジョブ』 https://gojob.go.goinc.jp
- 子会社 :
- 株式会社IRIS https://www.iris.inc/
- 愛のタクシーチケット株式会社 https://ai-ticke.jp/
- サイト :
- コーポレートサイト https://goinc.jp/
- 採用サイト https://goinc.jp/career/
※記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。(出願中含む)