一般社団法人北海道ハイヤー協会(会長：平島 誉久)、北海道虻田郡倶知安町(町長：文字 一志)、北海道虻田郡ニセコ町(町長：片山 健也)、GO株式会社(代表取締役社長：中島 宏)が取り組む『ニセコモデル』は、2年目となる今季の応援隊派遣を2025年3月15日(土)に終了しました。2024年12月16日(月)より札幌・青森・東京から応援隊を派遣し、地元事業者の稼働と併せて期間中5万件以上の乗車を記録、初年度の約3倍の成果を残しました。
｜インバウンドが9割、82カ国のお客様にご利用いただき、前年比約3倍の乗車数を記録
前年比約2倍となる応援隊12社20台45名に加え、地元事業者4社25台稼働の供給増強により、今季は昨年度より10日少ない90日間の稼働でありながら乗車数が54,695件と、前年比約3倍のご利用をいただきました。期間中は平均86%のマッチング率*と高い水準を維持することができ、春節の最終日となる2月12日(水)には過去最高となる809件のご乗車を記録しました。お客様の87.7%がアメリカ・オーストラリア・中国を中心としたインバウンド客となっており、前年比1.6倍の82の国と地域の方にご利用をいただきました。
実際に利用されたお客様からは「素晴らしいサービスで非常に迅速です。本当に満足しています。」「車は時間通りに到着しました。乗務員はとても礼儀正しく、とても親切でした。」「アプリはとても使いやすく、タクシーが必要な時はいつでも見つけることができました。」といった声のほか、両町の観光協会から「昨年度より改善されている実感があり、ホテルやレストランなどからも捕まりやすくなったと聞いています。」「宿泊業や飲食店からも改善されより便利になったと聞いており、継続してより良いモデルとしていきたいです。」と評価をいただいております。関係各者からのコメントは以下の通りです。
倶知安町 町長 文字 一志氏 コメント
今年度の『ニセコモデル』は、昨シーズンの結果を分析したうえで進められ、ニセコエリアが抱える課題解決につなげることができました。２年目を迎えてニセコエリアを訪れる観光客や、地元住民の認知度も上がり、５万件以上の利用に結びついたと感じています。ご尽力いただきました皆様に心から感謝申し上げます。
ニセコ町 町長 片山 健也氏 コメント
今年の『ニセコモデル』では、迎車時間も大幅に短縮し大変好評でした。応援いただきました事業者の皆様、乗務員の皆様に感謝申し上げます。
一般社団法人 北海道ハイヤー協会 会長 平島 誉久氏 コメント
『ニセコモデル』は今年度も地元事業者はじめ、青森・東京・札幌のタクシーに支えられて運行する事が出来ました。利用者・自治体・事業者が求めることに地道に応え、持続可能な観光需要への対策として来季も務めます。世界的にみても稀有で素晴らしいニセコの冬を安全安心に皆が楽しめるように。本年も尽力してくださった全ての皆様、ありがとうございました。
GO株式会社 代表取締役社長 中島 宏氏 コメント
昨シーズンの経験を踏まえ関係する皆さんと共に様々な改善を行った結果、『ニセコモデル』が、繁忙期の交通インフラとして力強く地域に根付いたと感じています。応援隊を送り出してくださったタクシー事業者様、期間中生活拠点を移す形になっても日々お客様を送り届ける足となってくださった乗務員の皆様へ深い感謝を申し上げます。
*マッチング率：アプリ注文件数と注文に対する乗務員の承諾件数の割合
｜来季『ニセコモデル』実施に向けて、効率的な供給対策の検討を継続
来季に向けた課題として、需要が最も高まる年末年始や旧正月のタイミングや、需要が高まる特定の曜日や時間帯の供給力向上が必要です。ニセコエリアに滞在する応援隊の稼働シフト調整はもちろん、地元事業者の参画や近隣でのアプリ協力など応援隊派遣の更なるバリエーション可能性を探ってまいります。また、ピークタイムは道路渋滞の発生による営業効率の悪化が生じていることから、渋滞対策・事故防止の観点での運行計画も引き続き検討してまいります。
｜ニセコモデルにおけるタクシーアプリ『GO』概要
- 対応期間 ： 2024年12月16日(月)から2025年3月15日(土)まで
- 対応エリア ： 倶知安町・ニセコ町・蘭越町の一部、乗車地・降車地の両方を対応エリア内で事前指定
- 対応言語 ： 日本語・英語
- 対応機能 ： 即時注文のみ、事前予約不可
- 対応決済 ： GO Pay決済(クレジットカード・d払い・PayPay)のみ、車内決済不可
- 料金設定 ： 通常運賃に加え地域交通振興料1180円とアプリ手配料100円、通常運賃には冬季割増が有、迎車料金は無
※住民の方はマイナンバーカード等の提示により地域交通振興料免除 - 対応車両 ： プリウスαやアルファードなど合計45台 ※一部車両はルーフキャリア付き